北海道の独自マナー

このページでは、北海道ならではの贈り物のマナーについて、代表的なものをお伝えします。


短冊のし


北海道の贈り物の独自マナーで最も有名なのが、「短冊のし」の使用です。主にのし紙のかけられないものや、大げさにしたくない場合につかう短冊のしですが、北海道では内祝、中元・歳暮でも主に短冊を使います。


北海道では、短冊のしを箱の中央右にかける風習がありますが、全国的には、箱の右上につける方が多いです。短冊のしは、御出産祝や御祝、出産内祝・入学内祝などの慶事、お歳暮など季節の贈り物、志や御供などの弔事と、さまざまな用途にお使いいただけます。

短冊のしは、略式ののし紙です。エコの視点からも注目され、全国的に広く使用されています。一般的には短冊のしを使用することは失礼にはあたるわけではありませんが、目上の方への贈り物などは、のし紙(掛け紙)を使用することが好ましい場合もあります。短冊のしは、シーンと関係性を見極めて使用することをおすすめします。


お中元

季節の贈り物「お中元」も、地域によってお届けするのにふさわしい時期が変わります。 お中元を贈る時期は、北海道は6月末~8月15日の間。関西・九州と同じ時期となります。北海道のなかでも函館は関東と同じく、6月末~7月15日の間が一般的となります。


婚礼の内祝

婚礼のお祝いへお返しの贈り物をする場合、全国的には「内祝」とする地域が多いのですが、北海道では「寿」を使う風習があります。道内へのお返し、道外へのお返しで、表書きを変えるのもよいでしょう。



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出産内祝

出産のお祝いへお礼として贈る「出産内祝」。北海道では短冊を用いることが多いです。北海道では、出産内祝いの短冊を神棚に貼る独自の風習があるためです。他の地域ではのし紙を使用するところが多く、赤ちゃんの名前を「命名札」に入れて、別につけることもあります。



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