皆さま こんにちは。サロン・デュ・ショコラ担当のバイヤー金子です。
いよいよ本日1月27日(水)より「サロン・デュ・ショコラ 2021」が始まりました!!!
世界中からさまざまなチョコレートが集まった会場は、見ているだけで楽しい気持ちになりますね。
2月14日(日)まで開催していますので、ぜひいろいろなショコラをお試しください。
本日は今年のテーマと見どころについてお話したいと思います。
今年のサロン・デュ・ショコラのテーマは「つながり」。商品も3つの「つながり」に分類してご紹介しております。
「特別な物語とつながる」
私たちがトップショコラティエをおすすめする理由。それは、その特別な一粒は見えている世界をきっと変えてくれる力があるから。
いいショコラには、歴史・物語・ショコラティエの思いがつまっている。だからこそ本物のショコラには人を元気にする力があると信じます。
【注目アイテム】
〈ジャン=ポール・エヴァン〉
エモーション Ⅱ ノワール
エヴァン氏がクリエーションの際に大切にしていることは、「素材が生き生きした味のままであり、味を”薄めない”こと。
「エモーションⅡノワール」は、洋ナシとバニラを加えたアーモンド風味のガナッシュ。洋ナシとアーモンドの組合せは、フランスの伝統菓子「タルト・ブルダルー」と同じであり、過去から受継がれた伝統と現代の技術から生み出された象徴的な一品です。
【注目アイテム】
〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ〉
コンチュール フレーズ フジナツキ エ シトロン
昨年コロナ禍の影響で緊急事態宣言が発令され、「飲食店と共に生産者が商品を出荷する場が減ってしまっている」との報道を見たアオキ氏が、何かの助けになれることはないかと思っている矢先に、農家やJAなどを通じて日本の素晴らしい果物を発見しました。
アオキ氏が愛するフランスのイチゴに似た味わいの品種「富士夏媛」にレモンで爽やかさをプラスしたコンフィチュールです。
「果てしない情熱とつながる」
カカオの可能性に挑戦するショコラティエの情熱を感じられるショコラ。世界で、日本で新しいクリエイションが生まれ続けています。
【注目アイテム】
〈発酵エレメンツ〉カカオ醤
フランス〈エリタージュ〉×和歌山〈湯浅醤油〉×〈トモエサブール〉
カカオの風味と甘みを感じる新らしい調味料。ローストしたカカオを粉砕し醤油に付け込んだ発酵食品。砂糖不使用なのに甘みと旨みを感じます。
発酵を極めた2人が飽くなき好奇心からスタートし、4年の歳月をかけて作り上げた一品です。
【注目アイテム】
〈マジドゥショコラ〉
カカオ甘納豆
カカオ豆を甘納豆のように煮詰め、砂糖をまぶした「カカオ甘納豆」。カカオの香りはそのままに甘く柔らかい食感の新しいカカオスイーツ。ペール産・台湾産・ガーナ産の産地が異なるカカオ豆を詰め合わせました。
「今・ここで・つながる」
ショコラティエがサロン・デュ・ショコラのためだけに考えた会場限定の「できたて」を味わう。いまだけ、ここだけ、を堪能する場所。
会場内にはイートインスペースを設け、飛散防止板を設置しております。また、ご家族や友人と一緒に「おうちショコラ」を楽しんでいただけるようにテイクアウトもできるようにご用意しております。(一部商品を除く)
〈ショコラカフェ by バールデルソーレ〉
ショコラ好きが集まる「つながりの場」。
横山氏が贈る本場のカプチーノとオリジナルスイーツをお楽しみください。
シュークリーム collection
子供の頃から親しみがあり、みんな大好きな「シュークリーム」が、トップシェフ達が仕上げると特別なスイーツへと大変身。
もっと沢山の人にショコラを感じていただきたい思いから生まれました。
上から
〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ〉
〈マジドゥショコラ〉
〈バールデルソーレ〉
サロン・デュ・ショコラは札幌で開催して今年で15回目となります。長く愛され、多くの方にご来店いただき、ご来場者ものべ100万人を超えました。フランスのサロン・デュ・ショコラが中止となった本年。今回来場が叶わないショコラティエたちから届いたメッセージにはこんな言葉がつづられていました。
「ショコラは分かち合いの時間や人とのつながり、和やかな場をつくってくれる」
「今こそショコラにエレルギーとポジティブさをもらいましょう」
「今自分は世界で最も素晴らしい仕事をしている。人に喜びを与えられるから」
「少し暗いときに小さな喜びの時間を贈ることがおそらく今、もっとも重要なこと」
「健康でいて、元気でいて、必ずまた会いましょう」
私たちは、遠くにいけず、人と会えず、楽しみにしていたコンサートも、練習していた発表会もすべてをあきらめなくてはならない状況となりました。それは、想像しているよりもずっと大変なことでした。急速なデジタル化が進み、実際に会って話すより、スマートフォンに向き合う時間のほうが多くなりました。
ですが、いま、「つながり」を求める声が強くなってきています。
離れている時間が長いからこそ、その人を想う時間が増える。会える時間が短いからこそ、その一瞬を大切にしたいと思う。人は支え合って生きるからこそ「つながり」を大切にしたい。つながりのきっかけを創り出す力がきっとショコラにはあるんじゃないだろうか。
ショコラは、私たちのこころを癒し、こころとこころをつむぎ、未来をつむぐ。
こんな時だからこそ、ぜひショコラを楽しんで、贈りあって、「美味しかったね」「明日も頑張れそう」そう思ってもらえたら。誰かの背中を押すことができたなら。サロン・デュ・ショコラはショコラの祭典だけれどもこころとこころをつなげる場所であってほしい。
そんな気持ちをこめて、15回目のサロン・デュ・ショコラは開催へ向けて大きく動き出しました。
伝えたいのは、本物のショコラが持つ素晴らしさとショコラがつむぎだす心のつながり。
皆さまには、ショコラを通じてつながりが強くなることを感じていただければ本当に嬉しいです。
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