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ご葬儀に欠かせないお香典のマナー

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2020/02/20

「香典」とは故人さまのご霊前に供える金品のことで香料とも言いますが、ご遺族の経済的負担を助ける意味合いがあります。通常、お香典は香典袋(不祝儀袋)に入れて通夜もしくは告別式の時にお持ちしますが、いくつか知っておくべきマナーがあります。

 

■香典袋(不祝儀袋)の選び方

市販されている香典袋にも水引が印刷されている物から上質な和紙を使用した物など価格や種類等さまざまあります。

どのような物を選ぶかは正確な決まりがあるわけではありませんが、お包みする金額を目安に決めるのがいいと思います。

お包みする額が3,000円から10,000円位までは水引が印刷されている香典袋、10,000円から30,000円位までは黒白の水引が掛けてある中袋付のもので、それ以上の金額であれば黒白もしくは双銀の水引で和紙を使った豪華さのあるものを選ばれるといいでしょう。

 

■香典袋の表書き

宗教宗派によって違いがあるので注意が必要です。

仏式の場合は「御霊前」もしくは「御香典」で四十九日忌を過ぎてからは「御仏前」とします。ただし、浄土真宗の場合は四十九日忌前であっても「御仏前」とします。神式の場合は「御玉串料」が最も多く使われています。「御霊前」も使いますが、神道では「みたままえ」と読みます。キリスト教の場合は「御花料」が一般的です。参列するご葬儀の宗教宗派が事前に分からない場合や無宗教葬の場合は「御霊前」とするのがいいでしょう。また市販の香典袋には「蓮の花」が印刷されているものがありますが、仏式以外には使用しません。

 

■表書き、名入れのマナー

香典袋の表書きや名入れは悲しみの意(涙で墨が薄れた、突然の訃報に墨を摺る時間も惜しんで駆け付けた)をあらわすものとして薄墨の毛筆で書くのが基本です。ボールペンや鉛筆の使用は避けた方がいいでしょう。ただし、葬儀後の法事などに香典をお持ちする場合は亡くなられて時間が経っていることから薄墨ではなく黒墨で書きます。

上書きの真下に自分の姓名を入れますが連名の場合は3名を目安とし、目上の人から順に右から記載します。4名以上の場合は代表者を中央に、その左に「外一同」と書きます。また喪主様が香典帳に正確な記録を残すため中袋(中包み)の表面に金額、裏面には自分の姓名と住所を記載します。中袋がついていないものでも裏面に住所、金額を記載しましょう。

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